「欄外にいくらでも書いていい」は都市伝説?!
川崎市中原区の保活をしていて色々ネットなどで情報を探していると、過去の書き込みで以下のような情報を目にしました。
申請書は第8希望までしか枠がないけれど、欄外にいくらでも書いてよいみたいです。・・・
・・知り合いは30ヶ所書いたって言っていました。中には50園くらい書いた人もいたそうです。
これを読んだときに「えっ!これって都市伝説?!」とびっくりして、思わずその場で区役所に問い合わせしてしまいした。
電話に出た担当者は、落ち着いた声で、
それはどなたからお聞きになった情報か分かりませんが、現在中原区では書ける希望園は、案内書に記載させていただいているように20園までです。
との回答でした。
・・・それはそうですよね。
案内に書かれていない裏ワザがあるのかと思いましたが、そんな知っている人だけが得する、みたいなことがあったらそれはもう大問題です!
言うまでもなく、申請用紙の希望園は8枠までです。
そして、数年前まではもしかしたら制度上8園以外は欄外に書き込む方式だったのかもしれませんが、それは過去の話で、2021年現在では別紙で20園まで書くことのできる用紙をもらえます。
これは今年の形式なので、もちろん来年以降また変わる可能性があります。必ず区役所に最新情報をご確認ください。
(もしまた欄外にいくらでも書ける形式になったら、是非どなたかお教えください!)
20園の枠を最大限有効活用する
ここで重要なのは、ご家庭の世帯年収等々の条件であきらかに認可に入れる可能性が低いと判明した場合、それでもどうしても認可に入れたいのであれば、出来るだけ多く、最大限20園まで書くということだと思います。
これは考えてみれば当然のことで、園を多く書けば書くほど、当選確率は高くなりますよね。
たとえばですが、0歳児:定員5名の園が10園、定員10名の園が10園あったとします。
自分の希望の園が全部定員5名の園だったとして、申請書1枚目に書ける8園のみ記入します。
その場合、5名✕8園=40席
それを、別紙まで使って20園まで全て記入するとします。
すると (5名✕10園)+(10名✕10園)=100席
単純に考えて、はじめの条件と比べて60席分、2.5倍も入園できる確率が高くなります。
もちろん現実はもっと複雑な要因が絡んで、実際のところどの園がどんな倍率になるかなんて分かりません。定員10名の内9名は兄弟枠だった!ということも往々にしてあるので、もっと緻密な情報収集が必要です。
希望園もどこでも書けば良いという単純な話ではないですし、入れたとしても絶っ対に行かせたくないような園は書かない方が良いと思いますが、ただ、どうしても「認可園」に入りたいのなら希望園にこだわりすぎて自らの首を締めない方が良いとも思います。
入園確率を高められるのは、分母を増やす以外選択肢がないのが現実だからです。
普通のしっかりされた方はそういった事も充分理解した上で記入されていると思うのですが、まぬけな私は最初この簡単な事実に全く気がついていませんでした。
私は最初、自分が通わせたいと思う(駅近の人気園を多く含む)14園を書いて区役所に持っていきました。
そこで初めて「現実的にかなり厳しい」と言われ、慌てて、「入れたらラッキー」と淡い希望を抱いているけど現実的には到底無理な園を外し、わずかでも可能性の高い遠方で定員数の多い園などを追加して20園まで埋めることにしました。(それでも絶対入れたくないな、と思うところは外しましたが。)
これまでは「遠いからそんなところ絶対無理」と思って自分の中で狭めていた許容範囲を、「もはやそんな贅沢なこと言ってられる場合ではない!!」、と悟って一気に広げた形です(苦笑)
追加した園はそれまで候補にも入れていなかったため、当然ながらほとんど未見学の園ばかり。。。
最後はもう、ちょっとやけっぱち状態でした。
・・・・
こういった失敗例もあるのね、ということで反面教師として笑っていただければと思います。
強調したいのは、もし余裕があるならば、まずはやはり出来るだけメンタルブロックを外して可能なかぎり多くの園を見学しておくこと。(赤ちゃんを連れての見学は本当に大変なのですが)
そして、自分の家庭のポイント状況を客観的に把握して、それに応じてできるだけ多くの園を書いておくに越したことはないです。
ここに入れたい!と願う感情面と、客観性のバランス(折り合い)は難しいですが、やはりもっと早く現実と向き合うべきでした。。これは反省を込めて、過去の自分に向けて書きましたが、もし今後どなたかの参考になりましたらとても幸いです。
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