見学先に入れてほしい場所、それは平和公園
今日は、純粋な保活とは違った角度からですが、私が体験したちょっとした気づきをお伝えしたいと思います。
それは、平和公園にいると、保育園の真の姿が見える、ということです!
(・・・大げさ?)
でも、意外と盲点というか、大切なことかもと思ったので、皆さんにも情報共有させていただきます。
「公園デビュー」って言葉、覚えていますか?
みなさんは公園デビュー、いつ頃しましたか?
私がそもそも「公園デビュー」という言葉を知ったのは、子育てするよりもずっと前の独身時代、多分十年以上も前の気がしますが、当時「デビュー」ってなに…?!と違和感を感じたのを覚えています。
「公園デビュー」とは、都会で子育てに孤立奮闘している母親たちがその地域のコミュニティー参加の第一歩を踏み出すのにも様々な苦労と困難を伴う・・・(チーン)みたいな、なんだかあまり良い言葉では使われていなかったイメージがあり、もはやここ数年言葉じたいそんなに聞かなくなったような気もします。 (いわゆる、「死語」ですね。)
私が子どもを産んだのはコロナ禍の2020年。
春先には学校の一斉休校と同時に公園の遊具がスズランテープでくくられて使用できなくなり、普段は放課後の小学生で賑わう町中の公園が閑散とした異常な事態となりました。
ただし、その後休校が5月末まで長引いて、もはや我慢しきれなくなった子どもたちが、平日早朝から大勢公園に押しかけてきて、遊具は使わずとも思いっきり騒いでいた記憶もあります笑。
コロナを全面の理由に、しかし実は単に自分が面倒で、私は子どものお散歩といっても食材買い出しのためベビーカーに乗せてスーパーばかり。公園には1歳過ぎるまで全くと言ってよいほど連れていきませんでした。
しかし、家の中でつかまり立ちからトテトテと独り歩きができるようになった頃、もうそろそろいい加減お外にも連れていってあげないとかわいそうだな、と思い、重い腰を上げて平和公園に行ってみることにしました。
「デビュー」もなにも、ただ単に、ベビーカーで連れていき、ちょっと降ろしてヨチヨチと一緒に歩かせるだけのことです。
それでも、日に日に、1歩、2歩。昨日は乗り越えられなったわずかな段差を踏み越えられて、と子どもの成長を目にすることができて嬉しく、また家の中では片付かない部屋にイライラすることが多くても公園にきて生い茂る木々や広々とした空を見上げれば、なんだか心はスッキリ!
やっぱりつくづく公園って良いな、と思いました。
そして、気がついたのです。
ここには、とにかく保育園児たちがいっぱいいる、ということに・・・!
平和公園にいると見えてくる園の姿
平和公園(正式名は川崎市中原平和公園)は、武蔵小杉から元住吉までのちょうど中間地点、綱島街道沿いの関東労災病院の向かい側に広がる公園です。
この公園には、噴水や野外円形ステージ、ボール遊びやスケボーなど体を動かせるコンクリートのエリアと、平和館脇の高低差のある草が茂ったエリア(よくお散歩中のワンちゃんたちが集っています)、そして乳幼児も遊びやすい「はだしのひろば(じゃぶじゃぶ池)」、船型の滑り台のある「冒険ひろば」など、たくさんのエリアがあって、老若男女(&ワンちゃん)の集う、お散歩にはもってこいの公園です。
そして、周辺には、たんぽぽのはら、レイモンド元住吉、らいらっく、ベネッセ市ノ坪、小杉もりのこ、そのほかたくさんの保育園があります。
ほとんどの保育園は午前中、お散歩や外遊びを行いますが、この平和公園には本当に多くの園から入れ替わり立ち替わり、子どもたちが散歩に訪れています。公園から結構離れた園からも、お散歩カーに乗って小さな園児さんたちが連れてこられます。(武蔵小杉駅前の園でも散歩で平和公園まで行きます、という園は多いです。)
自分の子どもを見守りながら横目で園児さんたちの様子を見ているうちに、ふと気がつくようになりました。
園児さんたちと、引率の保育士さんたちの様子が、園によって様々に違うことに。
まず着いたら遊具を使う前に注意点をしっかり園児に説明する園、休憩時に手際よく園児たちにお茶配りをする園など、基本的に保育士のみなさんは連携されて、よくあんな多い園児たちを統制できているな、と頭が下がります。(私だったらバラバラ好き放題動く園児たちの頭数かぞえるのにも手こずりそう…)
しかし、時に、明らかにやる気のない様子でぼーっと脇につったっている男性スタッフさんなんかもいて、見ているこっちが内心ハラハラ。。。
園児たちへの声がけひとつでも、その園の雰囲気が見えてきます。
「そこは危ないからダメ!」「◯◯ちゃん、それ汚いから持っちゃダメ。」と何でも否定的に、強めに言っている先生の近くの保育車に保育園名が書いてあって、
「ああ、ここはもともと遠いから希望書かなかったけれど、もしかして近くても書かなかったも・・・」と思ったり。
反対に、園児さんたちがとても明るくて生き生きしていて、我が子が遊具で遊んでいると人懐こく元気に話しかけてきてくれました。
楽しげに言葉がポンポン出てくるので、思わず「みんなはどこの保育園なのかな?」ときくと、「◯◯保育園だよ!!」とニッコニコの笑顔で返してくれました。少し遠くから見守っている先生方の表情や声がけの様子も穏やかです。
その姿がなんだかとても好印象で、後日、私はその園の希望順位を10番目から4番目に繰り上げてしまいました笑
また、もともと上位希望だった園の園長先生が園児たちを引率してこられて、ちょうど我が子の近くで子どもたちが遊び始めたこともありました。しかも、その時、園長先生がしっかりとこちらを見て「こんにちは!良い天気ですね。お隣にお邪魔してすみません、お子さんは何歳ですか?」と声をかけてきてくれました。
一通り会話したあとで、実は見学に行きました、という旨を伝えると「気づかずにすみません!」と慌てて謝ってくださいましたが、年間通じて何十人、何百人ものお母さんの見学を対応されているのですから、こちらとしては全く気になりません。
とても感じ良く、見学に行った時の印象と変わるところがなかったので、安心し、やっぱりこの園に入れたら良いのになあ、という確信に変わりました。
まとめ 公園に行ってみよう!おすすめの時間帯は9時〜11時
上記のような体験をして、つくづく公園って本当にあなどれないな、と思いました。
平和公園は、複数の園がお散歩に来るので、それぞれの園の雰囲気の違いを感じ取れます。
園児さんたちの元気な様子が見られますし、保育士さんも園内の玄関先で親御さんたちと対面する姿とは違った、実際の保育の現場を見られるのでおすすめです。(保育士さん側はおそらくそこまで見られている意識がないと思うので、こちらで勝手に「家政婦は見た!」状態になっていて申し訳ないですが笑)
昨今は恐らく安全上の配慮や個人情報保護の観点からも?、子どもたちの被っている帽子など、外側からはっきりと名前が分かるようにはなっていないですし、表向きにどこの保育園か分かるようなデカデカとした表記はあまり見かけません。(それこそ対応は園によりますが)
ただ、保育士さんのユニフォーム(エプロン)などから、見学したことのある園だと何となく目星がつくこともあります。
自分の子どもに目を離さないように気をつけつつも、横目でチラ見&耳をダンボにして、園児さんたちの様子を観察していると、1度行っただけの見学では気がつかなかった保育園の真の姿が見えてくるかもしれません。
もちろん、見学先は平和公園以外でも構わないと思います。多くの園は、持ち回りで複数の公園に出かけて行くので、ご自宅近くの小さな公園にもきっとどこかの園から子どもたちがやって来ます。
気になった園には見学に行った際、どの公園に良くお散歩に行くかをそれとなく聞いておいて、後日その公園に行ってみるのも手かもしれません。
時間帯は多くの園でお散歩に行く、午前中9時〜11時ごろまでがおすすめです。
ちなみに、平和公園は夏はものすごい蚊がいますので、虫除け対策をなさってください。うちは一度夏の終わりに連れて行ったら、両足に一気に7箇所くらい噛まれて本当にかわいそうなことをしていました。お気をつけください。
10月頃には公園整備で枝が切り取られ、ボウボウに生い茂っていた草むらがきれいに刈られるので、秋以降はおすすめです。ちょうど運動会前で、かけっこの練習なんかをしている子どもたちの姿も見られると思います。
・・・・公園をあなどらないで!
以上が、本日のお伝えしたいことでした。
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